夕立からのぞくおひさま/IF IF?

　模試があって部活あって夕立あって金はなし。財布の残高のこり1。ぎりぎりにぎりぎりに家路についた。今日もいろいろあったっけな。少し思い起こしてみましょうか。

　暑い。体が溶ける。これで寝たらもう蒸発してしまいそうなのでしかたなく机から起きる。英語・数学・国語の3連コンボ技「模試」を受けるとは。おとといまで知らなかったんだ。模試があるなんて。
　この日は学年ごと時間が違うのでチャイムは鳴らず、代わりに先生が廊下を走りながら鐘をならして伝える。こんな原始的な方法を行うK高校を結構気に入っている。

　「局長、模試が受けられないようになるにはどうしたらいいかな？」　

　「階段から落ちて両腕折れ。」ワサビからの問いを無常にきりすてる俺。うまく両腕折れるように頑張れよ（笑）

　別にとなりにあの人が（もう自分でもだれのことをさしているのかわからなくなった。）いても気にしないよ。昔は声を聞くだけで、姿を見るだけで、とても幸せな気分になれたのに、今ではそんな感情は干からびてしまったみたいだ。

　カランカランと鐘がなるのは地獄の道へのスタートライン。鉛筆もってヨーイどん！暑さ・苦しさ・難しさ。3連コンボの「模試地獄」を俺たち頑張ります。そして頑張りました。

　結果は知らないほうがいい。忘れたほうがいい。


　弓は弓でなんとかなってる。突然夕立が襲ってきて、総員退避。そのまま終了さようなら。ツは外で雨を浴びていたみたい。いつのまにか雨はやんでいたよ。

　17本1本ということで。